(igf2021:636) Re: 秋イベント全体テーマ決定への道筋
wanzerbusi @ yahoo.co.jp
2022年 4月 22日 (金) 18:33:02 JST
本田様 小畑様 前村様
>今まで参加して来なかった人たち
これ、私のような、奇特な個人研究者からみるとすごく合点がいきますが。
民間が特にそうですが、こと資本主義の世界では、メリットがなければ協力はしないものです。(そうした分野の専門研究まである)
私のように奇特な立場であれば、この言葉が180度反転して、上記のように解釈できますね。
となると、メリットなしで、いわばボランティアに類似するような、(無償の)奉仕を引き出すには、どうしたらよいか?という観点も必要かと思いますが。
佐藤信二 @ 個人研究者 拝
----- Original Message -----
From: "Sei_Honda" <seihonda @ gmail.com>
To: "igf2021 @ japanigf.jp" <igf2021 @ japanigf.jp>
Cc: "小畑 至弘" <yoshihiro.obata @ iot-ex.co.jp>
Date: 2022/04/22 金 14:09
Subject: (igf2021:625) Re: 秋イベント全体テーマ決定への道筋
前村さん
一点だけ。
その上で、小畑さんの言葉から、
「今まで参加して来なかった人たちをコアな活動に引き込んで」
というのは大きなスケールを考えると難しいかもしれません。
どうしてですか?
JPNICの全理事と加盟団体にIGFに参加してくれるよう促していますか?
JPNIC自体が、政府・技術・民間の全方位に対してどんなエンゲージメント活動をしているのでしょうか。
責任あるお立場としてお答えいただけるはずです。
本田聖
2022年4月22日(金) 13:31 MAEMURA Akinori <maem @ nic.ad.jp>:
小畑さん、
On 2022/04/21 14:36, 小畑 至弘 wrote:
> 小畑です。長文失礼します。
>
重要なポイントを書き出していただいたと思います。
インラインでコメントすると、更に長くなりました。
> IGF活動を活発化するという命題を考慮すると、今年の秋のイベントはあくまでもその活動の一つであり、秋を目指して組織化を進めていくとなるとイベントの位置付けをはっきりと定めておく必要があると思います。最近の議論やメールを見ていると、秋のイベントと組織化が全く独立で動いているように見えます。また、枠組みばかりの話で、IGF活動の活発な状態がどのような状態なのかもまだ朧月も出ていないようですね。
>
今までもIGF活動がいくつかありつつ、うまくいかなかったものを、
どうにかもう一度作ろうとしているところですから、
そういうことかもしれませんね。
> インターネットガバナンスについては既に様々な団体、役所の会議、裁判、イベントなどで既に話し合われていると思いますが、その結果形成される法律、規定、ガイドライン、判例、習慣、不文律等はそれぞれ一部のステークホルダーによって決められているのが現在の問題だと認識しています。それをマルチステークホルダーで議論する場を作ることによって、少なくとも他のステークホルダーの存在と考え方を認知することにより、これらのルール等が世の中に受け入れられやすいものにしていきたいというのがIGFの根幹では無いでしょうか?
この問題意識と、それを解決するためというのがIGFだという点、
私も同じように考えています。
> (10年ほど前は類似する国際的な課題をハーモナイゼーションにより解決するというのが方向性だったと思いますが、上手くいかなかったのでその後は認知ということにより解決していこうという方向性にあると思います。ロシアは抹殺により解決したいと思っているようですが。。。)
>
IGFではいろいろなことが話されていますが、
グローバルインターネットの問題解決、
のような大きく単一の課題というものよりも、
局所の問題と解決策のようなことの共有のほうが、
話し合いやすい、ということかもしれません。
> 日本では役所を指揮者として活動していくという習慣が長く根付いているので、IGF的な活動を進めていこうとすると、各ステークホルダーから様々な意見を出してもらって議論するにはどうしても業界団体、市民団体、大企業の渉外担当、役所、などを巻き込んでステークホルダーそのものよりもこれらの単位から意見を出してもらうような仕組みを作る必要があると思います。
そうかもしれません。
> 日本のNRIが情報発信という点で上手くいかなかったのは、そもそも日本にはスポークスマン的な機能を発揮できる仕組みや人材が無く、様々な意見を集約してコンセンサスや異論を明確化する能力が低く、NRIコーディネーターが日本のIGF的な活動を説明出来なかったというのも大きな原因だと思います。グローバルでも似たような課題があるとは思いますが、こういう進め方が得意な人たちがIGFを運営することによって、年に1回の会議でも少しずつ成果が出てきているのだと思います。
>
NRIのCoordinatorというポジションも
様々な情報やコレポンが入り乱れて簡単な仕事ではないと思います。
情報発信に関してJPNICはいくばくかのことをやっていると思いますが、
JPNICが最高パフォーマンスを出したとしても、
JPNICからリーチできる範囲は限られているという状況です。
他のNRIの成功例を研究する必要があると思いますが、
まずはNRIの要件となる年に1度の会合をステディにできるようになること、
そこに語るべき人が語り、聞くべき人(大勢)が集まる、
というところを目指していかないといけないと思います。
> よって、日本でIGF活動を活発化するには、日本のIGFをしっかりと開催することが重要で、活発化会議の最大の目標は自らを発展的に解消して(つまり、今まで参加して来なかった人たちをコアな活動に引き込んで自らの利権を削り)組織を作り、その組織の長や幹部の下で秋のイベントを成功させることだと思います。秋のイベントのマイルストーンが次々の時間切れになって、結局は今のメンバーで物事を進めていくと、上手く行ったとしても新しい組織は秋にそれを押し付けられた形になり継続は困難でしょう。
>
> まだまだ組織のメンバーも見えてきていない状況でものによっては決めていかないといけないと思いますが、それが押し付けになることは回避できないとしても、きちんと考えて議論し、意見を集約し、それを後から追えるように記録に残しておくことが重要だと思います。
>
今ここの議論に参加なさっている方々は、
組織化された後の活動でも中心的な役割を果たすと思います。
ただ、それだけだと、結局上に書いたようなIGFの定着まで至らないので、
この点で、組織化の時点で次のスケールの陣容になるのは重要です。
その上で、小畑さんの言葉から、
「今まで参加して来なかった人たちをコアな活動に引き込んで」
というのは大きなスケールを考えると難しいかもしれません。
どの辺を狙っていくか考えたいですね。(エンゲージメント活動の再考)
「自らの利権を削り」は過去にも出てきた言葉遣いですが、
JPNICなりがこの活動に何らかの利権があるとは全く思わず、
ただこの言葉は、「中立的な運営母体」という意味だと解しています。
> 秋のイベントの「テーマ」はその中でも最も重要な課題の一つであり、イベントの方向性を示すものであるべきだと思います。活発化会議のメンバーがこの秋に日本で議論するのに最も適切な課題は何かということをしっかりと議論し、募集に当たってもそのメッセージをしっかりと伝える(だからと言って他の提案を否定するものでは無いですが、前回のように来たものを全部やってしまえというのはイベントを開催したという事実以外のものは残らない気がします)のが必要がだと思います。
>
>
出すべきメッセージをしっかりだすのは重要だと思います。
前村
> 小畑
>
>
> On 2022/04/21 11:38, masanobu katoh wrote:
>> 兼保様
>>
>> ありがとうございます。
>> ご指摘通り、テーマは通常フォーカスする分野・サブタイトルのような意図だと思います。
>>
>> 本家のIGFでも例年、4つほどのサブテーマを決めたり、全体のイメージを決めるテーマを作っています。私の下記コメントは、3つの選択肢の中で今回どれかを選ぶかということでお答えしています。ご了承ください。
>>
>>
>> 加藤幹之
>> ---------------------------------------
>> Masanobu Katoh
>> Mail: mkatoh @ katohs.com
>> Mobile: (81) 90-7830-7579
>> (81) 80-5170-8667
>>
>> -----Original Message-----
>> From: igf2021 <igf2021-bounces @ japanigf.jp> On Behalf Of KANEYASU
>> KEISUKE(兼保 圭介)
>> Sent: Thursday, April 21, 2022 9:27 AM
>> To: igf2021 @ japanigf.jp
>> Subject: (igf2021:602) Re: 秋イベント全体テーマ決定への道筋
>>
>> 皆様
>>
>> 最近会合に出席できず大変失礼しております。(極力MLは追いかけるようにしています)
>> 山崎さんからのご提案である
>>> * 4月26日までMLで議論
>>> * 5月3日まで(祝日期限はちょっと、という場合は5月6日まで)ラストコール
>> については、私は賛成です。
>>
>> 加藤さんのご意見に対して、あえて意見具申いたしますと
>> インターネットガバナンスは概念が大きいので、2022のイベントにおけるテーマとは
>> フォーカスする分野・サブタイトルのような意図だと思っていました。
>> ⅱは網羅的にカバーするインターネット上の話題ツアーのようなものをイメージします。
>> 一方でⅲはインターネットフリーダムについて集中討議するイメージを持ちます。
>> 私は話題がフォーカスされる分だけ、少し深堀ができるのでⅲの方が面白いかなと思っています。
>>
>> この議論とは別に”IGFとは”というガイドを入れれば誤解は避けられると考えます。
>> 様々なご意見あると思いますので、引き続き皆様のご意見を聞かせていただければと思います。
>>
>>
>> 兼保
>> -----Original Message-----
>> From: igf2021 <igf2021-bounces @ japanigf.jp> On Behalf Of masanobu katoh
>> Sent: Thursday, April 21, 2022 8:39 AM
>> To: igf2021 @ japanigf.jp
>> Subject: (igf2021:601) Re: 秋イベント全体テーマ決定への道筋
>>
>> 皆さん
>>
>> テーマですが、iiiはIGF会議の事情をあまり知らない方から見ると、インターネットの自由を議論する場かと思われませんか?候補が多くてなかなか決まらず、進めないので、今回は「ii.
>> 今こそ知るべきインターネットの話題:デジタルデバイドからウクライナ危機まで」として、広めにしておくというのはいかがでしょうか?本来のテーマ設定がポイントを絞るという性格であるのに少し反するかもしれませんが。。
>>
>>
>> 加藤幹之
>> ---------------------------------------
>> Masanobu Katoh
>> Mail: mkatoh @ katohs.com
>> Mobile: (81) 90-7830-7579
>> (81) 80-5170-8667
>>
>> -----Original Message-----
>> From: igf2021 <igf2021-bounces @ japanigf.jp> On Behalf Of Shin Yamasaki
>> Sent: Wednesday, April 20, 2022 5:12 PM
>> To: igf2021 @ japanigf.jp
>> Subject: (igf2021:591) 秋イベント全体テーマ決定への道筋
>>
>>
>> 皆様
>>
>>> 6.2.2. テーマ
>>> 会合の場では決められなかった。メーリングリスト505番を見たうえで、メーリングリストで議論して1つに決めることとする。以下は候補:
>>>
>>>
>>> i. インターネットって誰のもの?
>>> ii.
>>> 今こそ知るべきインターネットの話題:デジタルデバイドからウクライナ危機まで
>>> iii. 今、改めて問われるインターネットの自由
>> (igf2021:497) (igf2021:501)
>> では、iiiがよいという意見が計2名から表明されました。
>>
>> (igf2021:502)では、上記3つだけでなく、第16回会合で決まった、「テーマ候補を2択か3択にしてメーリングリストに流す(上村)」、その結果(igf2021:496)で上村さんから3択が提示されましたが、それから巻き戻して第16回会合資料1
>>
>>
>> https://www.nic.ad.jp/ja/materials/igf/20220325/material1.pdf
>> に記載されたテーマ案全てから選ぶべき、という意見が表明されましたが、他の方の賛同は得られておりません。
>>
>>
>> 本件は第17回活発化チーム会合の場でコンセンサスが得られていない一方、決めないとセッション募集が開始できないと思いますので、5月9日の次回第18回活発化チーム会合までに決めないといけないと思います。そのため、1週間MLで議論とし、もう1週間をラストコールとしてはいかがでしょうか。つまり、
>>
>>
>> * 4月26日までMLで議論
>> * 5月3日まで(祝日期限はちょっと、という場合は5月6日まで)ラストコール
>>
>> としたいと思いますがいかがでしょうか。
>>
>> 山崎
>
--
Regards,
Sei Honda