(igf2021:840) Re: 一般社団法人の定款記載例に関する疑問
H S
2022年 8月 3日 (水) 14:47:51 JST
小畑さん、
本田です。
かなり具体的な検討を加えていただいていましたが、結局この話はうやむやになってしまっています。
私の考えでは、来るべき新団体が4セクターから平等に参加できるようにすべきで、
たとえ手間がかかっても個人参加も認めるべきだと思っています。
社団法人は、すぐには準備できないようなのでJAIPA/JPNICに事務局機能を強化してもらう他ありませんが。
会費について言えばそれは、通信費程度の弁償であっても年額5000円なり6000円、または1万円程度を賛助したいという意志を集めることが大事だと思います。
組織に所属しているにせよ、個人参加にせよ、インターネットに関わるすべての人が直接インターネットガバナンスに
関わることこそが、今後の発展を左右するとの思いを強くしています。
引き続きよろしくお願いいたします。
Best Regards,
Sei Honda
________________________________
差出人: igf2021 <igf2021-bounces @ japanigf.jp> (小畑 至弘 <yoshihiro.obata @ iot-ex.co.jp> の代理)
送信日時: 水曜日, 4月 27, 2022 10:20 午後
宛先: igf2021 @ japanigf.jp <igf2021 @ japanigf.jp>
件名: (igf2021:666) Re: 一般社団法人の定款記載例に関する疑問
佐藤さん、
ここで議論されているのは一般社団法人の会員です。JAIPAも含め、業界団体や標準化団体等の一般社団法人は基本的に法人会員しかいません。個人会員はかなり特殊な例です(貢献のあった個人を法人退職後に名誉会員とするなど)し、一般的には組織運営等に関わる権利はありません。日本のNRIとしての組織運営に参加するために、個人的に貢献したいという方はもちろん大歓迎ですが、組織の特質上、組織への貢献度に従ってその権利は制限されることとなると思います。例えば、一般社団法人の理事会は一般企業では取締役会に相当するものですが、当然取締役会に似た義務を負います。よって、時間的にも金銭的にも余裕がある法人から出してもらわない限り義務を遂行しきれません。当然、定足等もあるので、出席率は重要です(例えば、市場によっては上場企業では社外役員の出席率が公開されたりします)。理事会の大きな務めの一つはお金集めですね。例え、1000万円でも毎年払っていただくのは相当大変です。その価値のある組織を作ることが理事会の最大の責任だと思います。
日本のNRIの組織構成とガバナンスをどのように設計するかは発起人が議論すべきものと思いますが、一般的には理事会は組織運営のみ、部会やワーキンググループを作って様々な議論をおこなったり、業務を推進する(国内IGFイベントの企画や運営、NRI報告の取りまとめ、IGFとのやり取りなど)のが通例です。NRIそのものは何らかの主張をしたり、業界を代表したり、特定の利害を持つものでは無いので、内部のもの(理事や会員)のみが構成する部会やワーキンググループは必要無いと思います。但し、会議(部会やワーキンググループ)も運営能力が必要なので、座長は会員が務める方が良いでしょうね。会員の最大の権利は、総会に出て事業概要について説明を受け、理事会が提案する事業計画や決算などを決議することでしょう。もちろん、会員の一部は更に積極的に理事として組織運営に参加したり、座長として会議を運営したりすることも期待されていると思います。
こういう運営方針はあくまでも私のアイディアです。どのように設計されるかは組織を主体的に運営していきたいと思っている方々による議論に任せたいと思います。
佐藤さんが指摘されているのは、上記の会員の件ではなく部会やワーキンググループの参加者だと思いますが如何でしょうか。上記の個人会員として組織運営等に参加されるには幾ばくかの金銭的負担よりも、運営に関わるための様々な負担の方が圧倒的に大きいと思います。
小畑
On 2022/04/27 20:28, wanzerbusi @ yahoo.co.jp wrote:
> 加藤様
>
> >実質は会員かどうかにかかわらず、誰でも議論に参加できる組織
>
> 矛盾していませんか?
> 有料化にすることで志の高い貧乏人が参加出来なくなる危険性を無視しているとしか私には思えませんが。
>
> もちろん、有料にしないと〜の下りはとてもわかりますが、個人研究者は、様々な書籍で言われているような例を出すまでもなく一般的には貧乏なのです。
>
> 取るべきところはまず法人側からでしょう。
> それか本田様のようにポンと即断即決で諭吉を出せる人が、私のような個人研究者では分からないような視座に数多く巷にいらっしゃるのなら今時クラウドファンディングでも良いのかもしれません。
>
> 佐藤信二 @ 個人研究者 拝
>
>> ----- Original Message -----
>>
>> From: "masanobu katoh" <mkatoh @ katohs.com>
>> To: "igf2021 @ japanigf.jp" <igf2021 @ japanigf.jp>; "'Sei_Honda'" <seihonda @ gmail.com>
>> Cc: "'小畑 至弘'" <yoshihiro.obata @ iot-ex.co.jp>
>> Date: 2022/04/27 水 15:12
>> Subject: (igf2021:660) Re: 一般社団法人の定款記載例に関する疑問
>>
>>
>> 本田さん
>> 前村さん
>>
>> 私は、個人会員5,000円、さらに本田さんのご指摘の学生会員2,000円を設けて、提案したいと思います。ただし、前村さんがご指定の通り、今後さらに発起人会で事業計画を検討いただく時に、さらに変更案があるという可能性を持っていると思います。
>>
>> 今、このリストのメンバーは120人ほどだったかと思います。仮にその内100人が全員年会費5,000円を支払っても、50万円ですから、それで法人組織が維持できるとは思えません。資金の大半は、法人会員等別のところからいただく必要があると思います。
>>
>> 小畑さんがご指摘いただいた通り、法人化した場合の会員(法人の社員と言います)は、より法的な意味で重要なことだと思います。極めて形式的なことですが、年度予算の承認とか、いろいろな法的要請を受けて、法人組織を維持するものです。その時、やはり年会費を払い、住所等の連絡先を常にアップデートするような会員を確保しておく必要があるというのが多くの経験則です。年次総会で決議に公式に(委任状の提出を含め)参加する人が確保できないと、法人は形式的に存在できなくなります。
>>
>> IGFの活動は、こうした法人の維持とは別次元の意見交換、議論等が重要であり、それが目的であり、それはできるだけ誰もが自由に参加できることを目指すことは定款案にも明確に書かれていると思います。繰り返しになりますが、実質は会員かどうかにかかわらず、誰でも議論に参加できる組織を目指す訳です。
>>
>> 私も10近い学会や委員会等のメンバーに登録していますが、大体1万円から2万円の年会費が多いように思います。それらはかなりが、個人会員に支えられていること、会員総数がもっと多いことなど、必ずしも比較はできませんが、いろいろな要素を考えると5,000円は今は適正な案かと思っています。
>>
>> 前村さんが詳しくドラフトしていただいているので、3つのドラフトを見て、この点以外にもさらに必要なコメントをして、コンセンサスにつなげて行けると良いと思います。
>>
>> 加藤幹之
>> ---------------------------------------
>> Masanobu Katoh
>> Mail: mkatoh @ katohs.com
>> Mobile: (81) 90-7830-7579
>> (81) 80-5170-8667
>>
>> -----Original Message-----
>> From: igf2021 <igf2021-bounces @ japanigf.jp> On Behalf Of MAEMURA Akinori
>> Sent: Wednesday, April 27, 2022 2:42 PM
>> To: igf2021 @ japanigf.jp; Sei_Honda <seihonda @ gmail.com>
>> Cc: 小畑 至弘 <yoshihiro.obata @ iot-ex.co.jp>
>> Subject: (igf2021:657) Re: 一般社団法人の定款記載例に関する疑問
>>
>> 本田さん、皆さん、
>>
>> (igf2021:555) で初めて案を提示したときに
>> 説明した気になっていましたが、説明が足らないかったようで失礼しました。
>>
>> より具体的なイメージを示すために定款案も準備しました。
>> 従って、よく検討できていないものもとりあえず書いてあるというものです。
>>
>> 会費に関して、個人会員制度が適切なのかどうか、
>> 法人会員の会費制度がこれでよいかどうかなどは、
>> 収支設計の影響を受け、簡単には決めづらいだろうと思います。
>> 個人も法人も値ごろ感はさまざまでしょう。
>> 個人会員からの会費収納は思ったより大変だと思いますし、
>> 複雑な会費制度を採ると煩雑で管理困難性が上がります。
>>
>> と、いいながらその前提で、
>> ひとまず提示した会費金額にご意見をいただくのは重要だと思います。
>>
>>
>> もう一つ、
>> 活発化チームの中の素案として一定のコンセンサスをもって
>> 設立方針や趣意書案を固める必要はありますが、
>> それ以降は活発化チームの手を離れて、
>> 法人化にあたっては会費を投じて組織を支えようとする
>> 設立発起人に委ねることになります。
>> この点も留意が必要です。
>>
>>
>> 前村
>>
>>
>> On 2022/04/27 14:21, Sei_Honda wrote:
>>> 前村さん
>>>
>>> 説明が足りないために、佐藤さんのようにびっくりされる方が出てきます。
>>> 僕もよくやってしまいがちなのですが、アイデアは理由や背景説明もセットで必要なのだと思います。
>>>
>>> 個人的には、年額1万円出しても構わないのですが、
>>> 学生会員や減免制度も設けるべきだと考えます。
>>> 引き続きよろしくお願いいたします。
>>>
>>> 本田
>>>
>>>
>>> 2022年4月26日(火) 19:32 MAEMURA Akinori <maem @ nic.ad.jp>:
>>>
>>> 小畑さんありがとうございます。
>>> 佐藤さん、会費制度や会費は、たたき台の案とお考え下さい。
>>> 資料に関してはこのメーリングリストでもご案内したものです。
>>> このような形でご意見やご質問をいただければ幸いです。
>>>
>>> 前村
>>>
>>> On 2022/04/26 19:10, 小畑 至弘 wrote:
>>> > 佐藤さん、
>>> >
>>> >
>>> これは定款で規定される予定の組織の会員の会費なので、一般的な法人の社員にあたるものです。会員でないとイベントに参加できないということはないと思います。また、個人会員ないしは法人会員が運営する委員会(例えばプログラム委員会やエンゲージメント活動委員会)等に非会員が参加できるかどうかは定款ではなく、この組織の内部規定によって定めることとなると思います。
>>>
>>> >
>>> >
>>> 個人会員を有償にするかどうかはポリシーの問題だと思いますが、この定款例はまだ十分に議論が固まっていないと思います。なお、会費は原則的に組織の維持(事務局コスト等)に使われることとなると思います。また、会員になった場合には定款や内部規定に束縛されることとなります。よって、イベント、委員会などに参加するだけの個人が会員になるインセンティブは組織運営の一端を担いたいと思うかどうかだと思います。もちろん、一旦を担う意思があるのであれば、定款の策定にあたって積極的に意見が出てくるものと思います。
>>>
>>> >
>>> >
>>> > 小畑
>>> >
>>> > On 2022/04/26 18:54, wanzerbusi @ yahoo.co.jp wrote:
>>> >> 皆様
>>> >>
>>> >> お世話様です。個人研究者の佐藤信二です。
>>> >>
>>> 投稿元で記載されていた、(誰かの)暴走というのは私にとってはどうでも良いのでカットします。
>>>
>>> >>
>>> >>
>>> >> ここのリンク先の「一般社団法人の定款記載例」をみてびっくりですが、
>>> >> いつから個人会員は年会費5000円以上と決まったのでしょうか。
>>> >>
>>> >> こんなところで有料にするとますます人が呼び込めなくなるのでは?
>>> >> こんな議論はなかったように思いますが、見落としているならご指摘ください。
>>> >>
>>> >>
>>> ちなみに、人を呼び込みたいなら無料一択かと私は思います。(運営形態はその次でも考えられるかと)
>>>
>>> >>
>>> >>
>>> >> 佐藤信二 @ 個人研究者 拝
>>> >>
>>> >>
>>> >>
>>> >> -----Original Message-----
>>> >> From: member-bounces @ igcj.jp <member-bounces @ igcj.jp>
>>> >> Sent: Tuesday, April 26, 2022 7:24 AM
>>> >> To: member @ igcj.jp
>>> >> Subject: (IGCJ-member 2217) Re: IGF
>>> >> 2023に向けた国内IGF活動活発化チーム第17回会合開催のご案内
>>> >>
>>> >>
>>> >>
>>> >> IGF2023に向けた国内IGF活動活発化チーム 第17回会合
>>> >> https://www.nic.ad.jp/ja/materials/igf/20220418/
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>>> >
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>>> --
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>>> Regards,
>>> Sei Honda
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