(igf2021:117) Re: 「IGF2021国内事前イベント」のセッション提案の採否
HiroHOTTA
2021年 9月 6日 (月) 14:44:59 JST
小畑さん、
> 提案が基本的に内輪からしか出てこないと想定した時点で、「選定プ
> ロセス」の練習台としては成り立たなくなってしまいました。つまり、
> 内輪から出てきたものをカットすることは信義に反するからです。
> よって、登壇者が誰とか内容がどうこうとかを比較して審査するとい
> うことは不可能になったわけです。
なるほど、確かにそういう考え方もあるかもしれません。
しかし、私は意見が違います。
私が練習台と言ったのは、「内輪から2件しか出てこないとしたら審査プロ
セスを作っておくことは不要かも」という議論のときに「エンゲージメン
ト努力にも関わらず内輪提案2件だけとなることも確度高く想定される。
そのときは練習台ということになるかもしれないが、公募も審査もきちん
とプロセスとしてやるのがよい」と発言しました。
提案者は、活発化チームメンバーである方ない方含めすべてが、真摯に提
案書を書いてくれています。審査員も全員がその提案の採否を公正に真摯
に議論し審査したのは兼保さんのメールにあったとおりです。
上村さんの「マルチステークホルダー原則をもう少し積極的に反映して、
政府からの登壇者が入れられないか検討してください」というコメントも
追加して全提案を採用するということでいかがでしょう? これについて
は、上村さんのメールにも反応しておきます。
> ところで、私が組織化を強調するのは、。。。
の段落に記載いただいたことに関しては、私も小畑さんの見方に同意します。
堀田博文
On Fri, 3 Sep 2021 16:05:29 +0900
Yoshihiro Obata <yoshihiro.obata @ bizmobile.co.jp> wrote:
> 堀田さん、各位、
>
> この活発化チームの目標は日本においてIGF的な活動を広げることが真の目標で、事前イベントはその手段の一つに過ぎないと思います。また、事前イベントには活発化チームの目標に沿ったイベントとするということとIGFの事務局プロセスに馴染む(練習台と堀田さんは定義していました)という目的が有ったと思います。
> 練習台云々は、活発化チームにおいてパネルディスカッション(IGF用語ではワークショップ)提案が基本的に内輪からしか出てこないと想定した時点で、「選定プロセス」の練習台としては成り立たなくなってしまいました。つまり、内輪から出てきたものをカットすることは信義に反するからです。よって、登壇者が誰とか内容がどうこうとかを比較して審査するということは不可能になったわけです。
> ただし、本来の目標であるIGF的な活動を広げるという見地からは、①政府がどれにも入っていない、②個々のパネルがマルチステークホルダーになっていない(一般的には3以上だと思います)、という事態はこれがIGF的なものであるということについて誤解を生み目標を逸脱する可能性があるので、その解消は強く推奨します。
> なお、飯田さんにはご協力いただけるということなので、どれかのセッションに出席いただく調整を個々に進めれば良いのでは無いでしょうか?活発化チームで議論する内容では無いと思います。また、マルチステークホルダーになっていないものについては、登壇者の確保を提案者が確約すれば済むものと思います。最終的に確保できない場合は、そのセッションをキャンセルするかどうかも含めて、活発化チームで代替案を議論すれば良いでしょう。
>
> ところで、私が組織化を強調するのは、議論が割れた場合や結論が出ない場合に何らかの方法で責任ある結論を出すプロセスが必要で、かつそのプロセスに具体的な能力が備わっていることが必要だと思うからです。そのためには、提案を出したり、結論を出したり、議論したり、組織の目標(活発化チームをNRIにするなど)を変えたりするようなプロセスが公平であり、透明であり、安定していて遂行可能であることが必要だと思います。さもないと、大きな声を出す人が優先されたり、仲間内で決めたり、こっそりと変更したりとかして、周りから信頼されないことになりかねないからです。法人である必要性は、金銭に絡んだり、後援を頂いたり、立場を広く認めてもらったりするためです。任意団体であるJANOGの例が以前に出ていましたが、契約、税務等の観点から、JANOG会合はスポンサーがそれぞれ自社の経費で落とすという構造になっていると認識しています。つまり、メインスポンサーが会場を契約し、様々な経費も含めて各スポンサーが販促費で経費を負担する構造だったと思います。負担方法については、スポンサーの税務上問題が無いように契約しているよ
うですが、詳細については知りません。イベント会社が主催しているわけでは無いので、責任者不在なので、先日の野外コンサートの後始末みたいな問題には対応できないでしょうね。
>
> 小畑
>
> On 2021/09/03 14:24, HiroHOTTA wrote:
> > (重要な提案箇所のTBDに関して)
> >
> > 小畑さん、
> >
> >> 参加者が確定していない提案も採択期限には採用できないと思います。
> > 小畑さんがおっしゃる気持ちはとても判るし、本来そうあるべきとも思
> > うのですが、これは、難しいところだと思います。
> >
> > (今回は特に)多くの人が競って手を挙げている状態でなく、どちらか
> > というとお願いしてコンプリートなプランがなく少し柔らかい状態でも
> > 提案いただいている、という状況に近いと思っています。
> >
> > 1週間後に全登壇者がconfirmedの状態であった場合だけ採択するから、
> > 期限内にconfirmationを取れ、というのは、現実的に難しい気がします。
> > 1.5カ月後に開催される本番の2-3週間前には決まっていて欲しいですが。
> >
> >
> > ちなみに、最近はもっと厳しいのかもしれないのですが、2016年に私が
> > organizerとしてグローバルIGFに提案したセッションは、仮の登壇者リ
> > ストは書いたもののfully confirmedはゼロ人であると付して8月に提案
> > し、10月(?)だったかにそのまま採択され、12月の本番の2週間くらい前
> > までfully confirmed状態にならないまま大変苦労したのを覚えていま
> > す。この例は非常に悪い例だと思いますが、IGF本体でもそうでした、
> > という例です。先のメールで書いたように、APrIGFも100% confirmedと
> > なっていなくても採択を判断しています。
> >
> >
> > 堀田博文
> >
> >
> >
> > On Thu, 2 Sep 2021 23:46:05 +0900
> > Toshiya Jitsuzumi <jitsuzumi @ tamacc.chuo-u.ac.jp> wrote:
> >> 状況は理解しました。
> >> であれば、募集段階でその旨を明記しておくべきだったと思います。今の段階で、マルチステークホルダー条件を課すと最悪、取り下げという選択肢を容認しないといけません。
> >>
> >> 実積
> >>
> >> ==================================================
> >>
> >> Toshiya JITSUZUMI, Dr., MBA
> >>
> >> Professor, Faculty of Policy Studies, Chuo University
> >>
> >> e-mail: jitsuzumi @ tamacc.chuo-u.ac.jp
> >>
> >> ==================================================
> >>
> >>
> >> 2021年9月2日(木) 23:18 小畑至弘 <yoshihiro.obata @ bizmobile.co.jp>:
> >>
> >>> 実積先生、
> >>>
> >>>
> >>> 今回はまだ応募数が少ないので問題が無いですが、APrIGFに応募した経験などを加味するとジェンダーダイバーシティも含めて全てを満たさないとポイントで負けて採用されないです。
> >>> ただ、どのセッションも満たしていないのは流石に問題では無いかと思います。また、参加者が確定していない提案も採択期限には採用できないと思います。
> >>>
> >>> 小畑
> >>>
> >>> ?Y.Obata @ BizMobile
> >>>
> >>> 2021/09/02 22:54、Toshiya Jitsuzumi <jitsuzumi @ tamacc.chuo-u.ac.jp>のメール:
> >>>
> >>> ?
> >>>
> >>> 条件の趣旨は理解できますが、全てのセッションでマルチステークホルダー色を求めるのか、あるいは、セッションの組合せによって全体としてマルチステークホルダーの参加を目指すのかという点について、以前、全体のセッションの組合せ(というか時間割)を検討する際には後者が軸というふうに議論が進んでいたのだと理解しています。
> >>> 方針が変わったのであれば、その旨をきちんと示された方がよいかと思います。
> >>>
> >>> 実積
> >>>
> >>> ==================================================
> >>>
> >>> Toshiya JITSUZUMI, Dr., MBA
> >>>
> >>> Professor, Faculty of Policy Studies, Chuo University
> >>>
> >>> e-mail: jitsuzumi @ tamacc.chuo-u.ac.jp
> >>>
> >>> ==================================================
> >>>
> >>>
> >>> 2021年9月2日(木) 22:14 HiroHOTTA <hotta @ jprs.co.jp>:
> >>>
> >>>> 小畑さん、
> >>>>
> >>>> コメントとして記したものは、実現を目指すことを約束いただくこと
> >>>> を条件に採用とするものと考えています。これは私が今日の委員会で
> >>>> 考えていたことですが、はっきり決めた訳ではないので、プログラム
> >>>> 委員の方も含め、ご意見あればお願いします。
> >>>>
> >>>> なお、APrIGFでは、confirmされていない内容については実現するよう
> >>>> 努力することを条件に採用を判断しており、実現されなかったらその
> >>>> 提案者が翌年以降提案しても、その評価において「怪しいから不採用
> >>>> とする」みたいな評価に向かうような力が働いています。
> >>>>
> >>>> 堀田博文
> >>>>
> >>>>
> >>>> On Thu, 2 Sep 2021 20:02:51 +0900
> >>>> Yoshihiro Obata <yoshihiro.obata @ bizmobile.co.jp> wrote:
> >>>>> 堀田さん、
> >>>>>
> >>>>>
> >>>> どの提案にも「政府」が入っていないのは何とかならないのでしょうか?また、ラストコールは良いですが、コメントを付けている点がラストコール締め切りまでに解消されるのでしょうか?解消されない場合には採択取り消しとなるのでしょうか?
> >>>>> 小畑
> >>>>>
> >>>>> On 2021/09/02 19:56, HiroHOTTA wrote:
> >>>>>> 活発化チームの皆様、
> >>>>>>
> >>>>>> 9月2日のプログラム委員会にて「IGF2021国内事前イベント」の
> >>>>>> セッション提案の採否を議論しました。その結果、
> >>>>>>
> >>>>>> 「いただいた5提案すべてを採用する」
> >>>>>>
> >>>>>> ということを活発化チームに諮ることとなりました。現時点より
> >>>>>> 7日間のラストコールにかけさせていただきます。
> >>>>>>
> >>>>>>
> >>>>>> ラストコール内容↓
> >>>>>>
> >>>> =======================================================================
> >>>>>> 以下、5提案を、→に記したコメント付きで採用とする
> >>>>>>
> >>>>>> 1 八田真行 「サイバー主権とスプリンターネット:分裂するインターネットの
> >>>>>> 現状と課題」
> >>>>>>
> >>>>>> →形態及び内容に記された提案内容を具現化すべく登壇者を決
> >>>>>> 定し、マルチステークホルダーでの議論となるようセッショ
> >>>>>> ンの具体化を進めてください
> >>>>>>
> >>>>>> 2 八田真行 「エンド・ツー・エンド暗号化:規制の動きと社会への影響」
> >>>>>>
> >>>>>> →形態及び内容に記された提案内容を具現化すべく登壇者を決
> >>>>>> 定し、マルチステークホルダーでの議論となるようセッショ
> >>>>>> ンの具体化を進めてください
> >>>>>>
> >>>>>> 3 小宮山功一朗+上田格 「脆弱性情報のガバナンス ーセキュアな製品をつくる
> >>>>>> ための官、民、市民社会の取り組み ー」
> >>>>>>
> >>>>>> →形態及び内容に記された提案内容を具現化すべく登壇者を決
> >>>>>> 定し、マルチステークホルダーでの議論となるようセッショ
> >>>>>> ンの具体化を進めてください
> >>>>>>
> >>>>>> 4 水越一郎 「ネットワーク中立性 韓国 netfilx訴訟のインパクト」
> >>>>>>
> >>>>>> →マルチステークホルダーでの議論となるようセッションの具
> >>>>>> 体化を進めてください
> >>>>>>
> >>>>>> 5 立石聡明 「インターネットはいつまでも"Trusted"であり続けられるか」
> >>>>>>
> >>>>>> →マルチステークホルダーでの議論となるようセッションの具
> >>>>>> 体化を進めてください
> >>>>>>
> >>>>>> 以上
> >>>>>>
> >>>> =======================================================================
> >>>>>> 堀田博文@on behalf of プログラム委員会
> >>>>
> > --------------------- Original Message Ends --------------------
> >
> >
>