(igf2021:847) Re: IGF2023実行委員会と活発化チームの位置づけについて
小畑至弘
2022年 8月 8日 (月) 23:22:00 JST
堀田さん
強力なリーダーシップやそのリーダーシップに従わないといけないと言う強い意識づけが無い限り、複数の組織に依存する組織はどうしてもそのメンバーのそれぞれの制約法的制約、内規的制約、組織の能力等)に縛られます。
その調整そのものが組織設計や事業計画、資金計画の根幹です。それを担当者や組織に意思に依存するのはかなりリスクが高いでしょう。
特に今回は総務省の資金に依存するところが大であるので、現時点での総務省の制約を受けるのは止む無しでしょうね。さもなければ、予算措置や法改正を気長に待つしか無いのでは無いかと思います。
それはNRIも同様で、民主的には一定の批判を浴びても耐えられる組織を受け皿とし、NRICordinatorはそれなりの調整力を持った人を選任しないと長続きしないでしょう。
小畑
⌘Y.Obata @ IoT-EX
> 2022/08/08 22:22、HiroHOTTA <hotta @ jprs.co.jp>のメール:
>
> 前村さん、高松さん、
>
> ありがとうございます。
> 必要であったよいやりとりだと思います。
> 以下、私の個人的なコメントです。
>
> (1)
>> 「民間の協議会に一メンバーとして政府が名を連ねることができない」
>> などの縛りがある場合には、何らかその制約を許容する構造で作る、
>> ということです。
>
> ここを思い切ることができるかどうかがポイントなんだと思っています。
>
> つまり、
> *対等な*ステークホルダーでの組織化というのは、ある意味、我が国に
> とって(すべての国にとって?)全く新しい枠組みの構築を要求される
> ことなので、今までの例に倣えば難しい(無理な?)ことをやろうとし
> ているのではないかと思います。日本は対等なステークホルダー組織構
> 築を目指すのでしょうか? それともやはり政府は別扱いをするのでしょ
> うか
>
> (2)
>> ・IGF2023挙行に向けたIGF2023実行委員会と
>> 以降の国内IGF活動の運営団体は、
>> 同じようなメンバーが加入する違う団体
>
> これが希望的観測でなく、現実に成立するかどうかは、IGF2023実行委員
> 会のチャーターか入会申込書にて何らかの形で縛るのか、口約束を得るの
> か、あたりがポイントになるのでは、と思います。
>
> 堀田博文
>
>
>
>> On Mon, 8 Aug 2022 15:51:25 +0900
>> MAEMURA Akinori <maem @ nic.ad.jp> wrote:
>> 高松さん、
>>
>> 明確にするべき点をキチンとご指摘いただいたと思います。
>>
>>> On 2022/08/08 12:22, Yuri Takamatsu wrote:
>>> 前村さん、飯田さん、
>>>
>>> 高松です。
>>>
>>> ※ 以下、便宜上、「IGF2023実行委員会」という名称を使っています。
>>>
>>> 8月1日の活発化チーム会合では、組織化に関する動きの共有や、
>>> IGF2023実行委員会についてのアップデートをありがとうございました。
>>>
>>> 自分なりに、お二人からいただいた内容を振り返ってみたところ、
>>> IGF2023実行委員会に関し、前村さんと飯田さんとで、とらえ方が違うのでは
>>> と感じる部分がありました。
>>>
>>> 秋以降、世界のNRI関係者やIGF関係者と話す機会も多いと思います。
>>> そのため、今後のそういった機会に向け、IGF2023実行委員会や関連する
>>> 取り組みに関するイメージを、活発化チーム内で早く共有する必要がある
>>> と思っています。そこで、いくつか質問させてください。
>>>
>>>
>>> (1) IGF2023実行委員会の組成について
>>>
>>> 全ステークホルダーからの同列メンバーとしての参加により活発化チームが
>>> 成り立っているのと同様に、
>>> 「IGF2023実行委員会は、マルチステークホルダーで組成する」という点は
>>> 活発化チームでの総意だと思います。
>>>
>>> これは、普通に考えると、政府も他ステークホルダーと同列に実行委員会
>>> の発起人に名を連ね、また委員としても政府所属の方が同列に名を連ねる、
>>> という理解になると思います。
>>>
>>> そこで、飯田さんがおっしゃった「実行委員会は民間主体で、政府は
>>> 下支えを行う」の意味について、飯田さんに確認させていただきたく
>>> 思いました。具体的な質問に書き直すと、次のようになると思います。
>>>
>>> - IGF2023実行委員会を組成する責任主体(≒発起人達)は、
>>> IGF2023のホストである政府ではなく、民間チーム(政府は入らない)
>>> とお考えでしょうか?
>>>
>>> - 政府は、IGF2023実行委員会での実質審議のメンバーにはならず、
>>> たとえば「後援」みたいな形をお考えでしょうか?
>> こちらは飯田さんに向けられた質問だと理解していますが、
>> 私の捉え方を共有しておきます。
>>
>> 私は実行委員会は、ローカルホストである日本国政府が、
>> IGF2023挙行に向けて民間各団体企業の協力を受けるための組織
>> だと思いますので、
>> 実質的には政府のリードで活動(挙行準備)が進むものと考えています。
>> 実質的と言っているのは、例えば、
>> 「民間の協議会に一メンバーとして政府が名を連ねることができない」
>> などの縛りがある場合には、何らかその制約を許容する構造で作る、
>> ということです。
>>
>>>
>>> (2) IGF2023実行委員会のミッションについて
>>>
>>> 前村さんの作成された「組織化活動のご報告」では、
>>>
>>> - 運営団体への参画とIGF2023実行委員会への参加の2つを合わせて
>>> お願いするほうが良さそう
>>>
>>> とありましたが、飯田さんからは
>>>
>>> - IGF2023実行委員会はIGF2023終了後に活動を収束(終息?)し、
>>> 以降の持続的な活動は、組織化するかも含めて活発化チームにお任せする
>>>
>>> というお話しだったように思います。
>>>
>>> IGF2023実行委員会は持続的な活動に関する検討をするのか、
>>> 実行委員会としては検討しないがそのメンバーは持続的活動に関する
>>> 別の会議に招集されて検討するのか、についての考え方を明確にする
>>> 必要があると思います。極端に言うと、前村さんは「持続的な活動検討も
>>> 実行委員会のスコープ内」、飯田さんは「スコープ外」、とおっしゃった
>>> ようにも聞こえました。
>>>
>>>
>>> 以上、「組織化活動のご報告」資料や、お二人のご発言自体の意図を
>>> 取り違えておりましたら大変申し訳ないのですが、(1) と (2) について
>>> 見解を再度いただけますと幸いです。
>>
>> なかなか言葉遣いが難しいと実感します。
>> 私の考えは、
>>
>> ・IGF2023挙行に向けたIGF2023実行委員会と
>> 以降の国内IGF活動の運営団体は、
>> 同じようなメンバーが加入する違う団体
>>
>> だと思っています。なので、
>> 上で飯田さんのご発言にもあまり違和感がありません。
>>
>> (今の活発化チーム に 実行委員会に参画なさった団体や企業 が加わる
>> ものになるというイメージです)
>>
>> 少しでもイメージが明確になるなら幸いですが、
>> ご不明点はお尋ねください。
>>
>> 前村
>>
>>
>>> なお、「組織化活動のご報告」にある通り、IGF2023までの間、
>>> 日本のNRIとしての対応は活発化チーム会合が行うことが、
>>> 活発化チームで合意されています。(NRIとして発言する権限は、
>>> チェアの加藤さんにある、という整理だったかと思います。)
>>>
>>> そのため、
>>> IGF2023実行委員会の組成、および活発化チームとの関係(=日本のNRI)
>>> について、共通の認識に基づき皆が発言できるよう、今後も、引き続き
>>> よろしくお願いいたします。
>>>
>>> 高松百合
>