2019/3/7更新:発表資料を掲載しました。
2019/3/6更新:登壇者及び内容を実際の会の内容に合わせました。

2019/2/25更新:一般の方のリモート参加が可能になりました。
2019/2/21更新:福岡リモート会場が追加されました。
2019/2/14 更新:会場が確定しました。

1. 開催趣旨

2018年には8月にバヌアツでアジア太平洋インターネットガバナンスフォーラム(APrIGF)が、 また11月にパリでIGF 2018が開催されました。 また、2019年3月9日~14日には、第64回ICANN会議が神戸で開催されます。

今回の報告会で、 APrIGFおよびIGFそれぞれの会議で中心的な議題となった論点やその結果について報告するとともに、 これからの国内外のインターネットガバナンスに関する今後の展望や課題について出席者の皆さまとともに討議します。

この報告会は、IGF 2018の参加者が中心となり、 IGF-Japan実行委員会およびIGCJを考える会のメンバーを含んで構成した「IGF 2018報告会」実行委員会が企画するものです。 これを機に、日本でのインターネットガバナンスの議論の場の充実を図りたいと考えます。

2. 開催概要

日時 2019年2月27日(水)13:30〜17:30
会場

TKP新宿カンファレンスセンター ホール4A

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-14-11 Daiwa西新宿ビル4F
URL:https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-shinjuku/access/アイコン:別ウインドウ

主催 一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
企画 「IGF 2018報告会」実行委員会
後援 総務省
対象 インターネットガバナンスに関心を持つ皆さま
備考 参加費は無料です。どなたでもご参加いただけます。
参加申込方法 2019年2月26日(火)17時までに、以下Webページよりお申し込みください。
 https://jpnic.smartseminar.jp/public/seminar/view/30アイコン:別ウインドウ
定員 100名(会場の都合上、 定員となり次第締め切らせていただく場合もございますのでご了承ください。)
お問い合わせ先 「IGF2018報告会」事務局 sec@japanigf.jp

3. プログラム予定

13:30~13:34
あいさつ
 趣旨説明(上村圭介(大東文化大学))
 来賓挨拶:
  • 村井純(慶應義塾大学教授)
  • 山路栄作(総務省総合通信基盤局データ通信課 課長)
13:45~15:00

IGF2018:マクロン演説を読み解く

IGF2018は、開催国フランスのマクロン大統領が開会式で演説を行いました。 その内容は、インターネットが私達の社会の不可欠な要素であることを確認した上で、 インターネットの信頼と安全性がいかに損なわれているか、そのためにIGFに対して、 またインターネットのガバナンスに対して何が求められているかという問題に踏み込むものでした。 IGF 2018の3日間の議論は、文字通りこのマクロン演説によって方向付けられました。

第1部では、IGFのこれまでに歴史を踏まえて、 IGFの参加者がマクロン演説の中の二つの主要なメッセージをどう受け止めたかを振り返ります。 また、その上で、これからのインターネットのガバナンスに私達がどのような展望をもつべきかを討議します。

IGFとはどういう場か:WSISからパリ・コールまで

IGF2018とマクロン演説のコンテクスト、ならびにAPrIGFについて解説します。
加藤幹之(Xinova Japan合同会社、元IGF MAGメンバー)、
望月健太(株式会社メルカリ、現IGF MAGメンバー)
高松百合(株式会社日本レジストリサービス(JPRS))
 
加藤氏・望月氏・高松氏による資料
 

"The right kind of regulation"

「オープンで、自由で、安全なインターネットを守るための規制が必要である。」 「誤解を恐れず言うなら、 インターネットのガバナンスにはカリフォルニア型か中国型がある。」 「IGFは具体的な提案を出す場であるべき。 そのためにIGFの改革を進める必要がある。」といった形で、 マクロン大統領からはインターネットに対する規制のあり方に関する議論が喚起されました。 では、どういった形の規制のあり方が必要か、会場の皆さんと一緒に討議します。
上村圭介(大東文化大学)
五十嵐大和(総務省)
高松百合(JPRS)
実積寿也(中央大学)
香月啓佑(一般社団法人インターネットユーザー協会)
 
上村氏・五十嵐氏・高松氏による資料 実積氏による資料 香月氏による資料
 

"The Internet under threat"

サイバーセキュリティの規範のあり方について何が語られたか、 セキュリティに関連して、 ネットワーク中立性に言及されたことはどのような意味をもつか、など、 IGFパリ会合でも行われた、インターネットのセキュリティに関する議論を行います。
木下剛(一般財団法人インターネット協会)
小宮山功一朗(JPCERT/CC)
 
資料

15:00~15:15

休憩
15:15~15:35 ICANN@神戸の歩き方

2019年3月9日から14日まで開催される、 第64回ICANN神戸会議を紹介し、見どころやホットトピックなどを紹介します。

Jia-Rong Low(ICANN)

資料

15:35~16:35 日本からIGF2019へのインプット

インターネットガバナンスに関して日本国内で行われてきた議論をIGFの場にどのように結びつけるか。 2018年に海賊版サイトのブロッキングをめぐって行われた議論について、 課題と現状を整理し、 ルールづくりの新しい枠組みをIGF2019に提案することを検討します。

立石聡明(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA))

資料

16:35~17:05 IGFに期待すること:セッション企画者からの報告

2018年度の会合でセッションを企画した方から、 セッション提案の際のストラテジーやノウハウや苦労話をお話しいただきます。

中島博敬(メルカリ)、望月健太(メルカリ)、金本聡子(京都大学)

資料

17:05~17:10 まとめ

上村圭介(大東文化大学)

以上